夜の壱番館の天下泰平を守る人



その人は、ゆうゆう壱番館のアル〇ックこと
「管理係」



17時「お疲れさまです」とリュックを背負って出勤してきます。
その後、日中の出来事など申し送りノートに目を通して、仕事が始まります。
その仕事は翌日の朝8時30分まで続きます。

現在135名の方が入居されています。平均年齢は85.1歳です。

「不安じゃありませんか?」
ありきたりの質問をしました。
すると「自分の親とか看てきたからね」と
穏やかな返事が返ってきました。

安心感があります。そこには人生経験に裏付けられたものを感じました。


ゆうゆう壱番館の治安は、管理係の方に守られています。


夜勤が明けて、空を見るとほっとすることでしょう。

以上、看護師からのお話でした。


壱番館に、自動検温器が届きました。

検温器の前に立つと、1秒ほどで自動的に体温を計測してくれます。
また、マスクをしていないと「マスクを着用してください」と音声が流れてきます(笑)
文明の利器はすごいですね。

自動検温器を設置した場所には、ゆうゆう壱番館の模型があったのですが
今回この特設コーナーを設けるため、2階にお引越ししました。
一番通りの多い2階廊下に移動したことで、今までは気づかれなかった入居者様にも
楽しんでいただけるかもしれません。


早いもので、明日から2月です。
福岡県には緊急事態宣言が発令されているため、不要不急の外出はできませんが
壱番館にお越しの際には、ぜひ自動検温器での検温、そして模型をご覧になってください!



壱番館のメールボックスには、額に入れた手ぬぐいを飾っています。
入館者様の皆様に季節を感じていただけるよう、毎月、手ぬぐいはその月や季節を表す柄を選んでいます。
先日、お正月用の宝船に干支がのっているおめでたいものから、節分用の
鬼が描かれている手ぬぐいに替えました。
今年は、2月3日ではなく2月2日が節分のようですね。
実は、12枚ある手ぬぐいの中でこの絵柄が一番大好きなのです。
夕日を見上げ、子供の鬼の手をひく鬼の後ろ姿に、何とも言えぬ哀愁や悲哀を感じて
しまい、「鬼は外!」とは言えなくなりました。

調べてみると、一部の地域や神社・寺院によっては、「鬼は外」ではなく「鬼も内(鬼は内)」としているところもあるそうです。

今年は歳の数だけ豆を食べて(お腹いっぱいになりそうですが・笑)、「鬼は外!」ではなく、無病息災を祈り「新型コロナ退散!!」で節分を楽しみたいと思います。


A館在住のKさんが、1月20日に百寿を迎えられた。
ご家族でお祝いのひと時を過ごされる前に、スタッフでお祝いをさせてもらった。

日頃のKさんは、室内でシルバーカーを使用されているものの、毎食きちんと召し上がり、規則正しい生活を
送られている。
先日の鏡開きの時、お部屋にぜんざいをお持ちしたら、自筆でお礼のメッセージを頂いた。


━ 本日は ほんとうに 思いがけない

  おやつを わざわざ  おいでいただき ほんとうに ビックリ

  とても おいしく いただきました

  お心くばり ほんとに ありがとうございました


元々、書道を心得ているKさんで、数年前のゆうゆう文化祭には ご自身の書をギャラリー展示に寄せて
いただいたこともある。
百歳を迎えて、手先の自由は以前ほどではないにしろ、ご自身で、ペンながら手書きの草書体で、意思を
伝える技量は健在だ。

5年くらい前に、ちょっとしたきっかけから スタッフの母がKさんと同い年がわかり、それ以来事あるごとに 

 「お母様は元気ですか?」と 度々尋ねられる。

あいにくスタッフの母は2年前、98歳で他界してしまったが、それでも 「お母様、お元気?」と尋ねられる
ので、真実を伝えるよりは、と思わず反応して、元気ですよ、と答えた。

「そうですか。お会いしたいわ」とKさんが応じられる。

そうか。真実を伝えるよりは、偶然の同級生が、まだ健在だということがKさんにとってはご自身の活力になる
のかもしれない、と悟った。

だから、スタッフの母はKさん同様に健在で生きていることにして、百寿を迎えたKさんの姿に、母を映して
益々のご長寿を願う決心をさらに強めた。



小倉南区『ゆうゆう壱番館』は、
生涯にわたって生きがいを感じながら過ごせるまちのモデルとして

北九州市のホームページで紹介されました!
『ゆうゆう壱番館』の取組についても、詳しくご紹介頂いています。


詳しくは、北九州市のホームページ『守恒地区の生涯活躍のまちについて』もしくは
ゆうゆう壱番館へお問合せ下さい(^^)

(093)961-0001 (リキタケ・クワハラ)