想いは届く
母の日のカーネーションのプレゼントに入館者のK様より
お礼のお手紙を頂戴しました。
「 今日の母の日 よろこんでとどいたまっ赤なカーネェションに 私の百年をこした誕生日も
はからずもお祝い出来て とてもうれしい一日になりました。
すごして来た百壱年を大切に 此の後の日々もすごしたいと存じております。
生きていくことの大変さを よくよく考えています。
カーネーションありがとう。
心からお礼申し上げます。 」
ご高齢になると、字を書くことがとても大変だと入館者様から
よくお聞きします。
100歳をこえられたK様が、一文字 一文字 思いをこめて
綴られたお手紙。
こちらこそ、本当にありがとうございます。
来年もお届けできますように・・・
カーネーションに思いをのせて №2
「わ~! ありがとう!! とてもうれしい!!!」
「こちらがお世話になっているのに。これからもよろしくお願いします。」
「入館者のみなさんにお配りしているの? 大変ですね。ありがとう。」
母の日の赤いカーネーション。
入館者の皆様のほころぶ笑顔、潤む瞳、私達に対する労いの言葉、感謝の言葉
プレゼントした以上のものがかえってきました。
カーネーションに思いをのせて
おつかれさまでした 盛永マネージャー
壱番館で勤務して、お食事のオーダーに関してでたちまち驚くことがある。
━ ◇さんは魚アレルギーだから魚の時は別料理で
━ ●さんは おかずはざみ
━ 〇〇さんは きざみでも大き目で
━ ▲さんのごはんはやわらかめで
はたまた、
━ ■さんは 酢の物きらいだから 揚げ物で
レストラン利用者の食事メニュー献立の作り方、レシピ、好き嫌いがしっかりと盛永マネージャーには、記憶されていて、それは一覧表化され、代々のレストランスタッフに引き継がれている。
ご高齢者は楽しみの大きなひとつにお食事を楽しむことは言うまでもない。
終の棲家としてゆうゆう壱番館を選ばれた方々に沿っての仕事の向き合い方だ。
ゆうゆう壱番館のレストランから26年間、3食と、文化祭のかしわうどん、望年会のパーティ食、年始の新春祝い膳、などなど催事食、特別食の提供を現場の最前線に自ら立ち、指揮を執りつづけられた 盛永マネージャーが所属の中村学園事業部の転勤のため移動が決まり、今日が最後の壱番館勤務となった。
ひと口に26年といっても、四半世紀以上。
壱番館の歴史の一役を担った盛永マネージャーだ。
知る限りでも お褒めの言葉も多く頂いたが、ご高齢者の献立だけに オリジナルの注文もその数と同じくらいもらって応えていかれた。
それが、先ほどの各々レシピへと進化していった。
今まで、当たり前の存在だった盛永マネージャーが不在となるが、ゆうゆう壱番館の暮らしぶりは変わることはない。レストランの運営が劣ることもない。 盛永マネージャーの築かれた功績を引き継いでいくことになる。