小料理屋・公衆電話・柱時計・のれんに引き戸・

文房具屋に並べられた文房具・ノート・サクラクレパスの看板・半紙

昭和のノスタルジーに浸ることのできるドールハウス。

精巧すぎて息をのむ。


ご夫婦で入居されているY様の奥様の作品。

Y様は体調変化でご主人が献身的に介助され、暮らされている。

『 女房がほんとに一生懸命作っていた作品なんよね。』

お部屋に眠らせるより、観覧していただいたほうが作品にも甲斐があると思い、りれーぎゃらりーに

展示させてもらった。


昔の想い出の作品を公にしてご自身と皆さんに観ていただくことで 少しでもYさんのココロの刺激

になればと願いつつ。



お花見の翌日の夜から強い雨が降り始めた。

のびのびと拡がった 桜の花々は 無情にも天からの強い雫に打たれている。

26日のお花見は絶好のコンディションで行われたことをほんとに良かった、と安堵と共に

桜の樹の根っこに敷かれたピンクの毛氈の画に春の風情を また、改めて感じ取っている。



26日、快晴 桜満開の下、毛氈に野点て傘、桜色の提灯、エレクトーンの吉岡さんの春の演奏
辻利本舗の深みあるお茶の振る舞い 

こんな絶好な環境下、壱番館でのお花見が催された。


耳に掛かる適度な春の音色に桜餅とお茶をたしなみながらの春のひと時。

いつもはどこかに出掛けてのお花見だが、館内でのお花見でも、入館者の方が満足される催事になることががわかった。

NHKも取材に来るくらいのニュースな話題になったことでもその証だろう。


壱番館唯一の1本の桜の下、春は充分満喫できる。



1,200個の竹灯篭が、桜の樹の下、ゆらゆら揺れている。

小倉城竹灯り保存会のご協力とご指導の下、竹灯篭を並べ、灯りを灯す。
夕刻の強風下、灯けては消え、灯けては消え の繰り返しで、とても苦労しただけに、夜桜の下に浮かび上がった
『 ゆうゆう壱番館 』のロゴ通りの文字は一段と際立って映る。


コロナ禍でイベントが中止せざる得ない環境下で、ゆうゆう壱番館テニスコートにかざす1本の桜の下で企画した
お花見。25日はその前夜祭ということで、竹灯籠の灯りで夜桜を鑑賞した。

偶然にも、オリンピック聖火点灯でもあった日、灯された竹灯籠の灯りは、心も癒され、穏やかになる一役を担う。




━ こんな素敵な夜桜鑑賞させてくれて ありがとう。

━ 準備も大変だったでしょうね ご苦労さまでした。


鑑賞された多くの入館者の方々からお礼の言葉を頂いた。


おかげで、何度も何度もチャッカマンのスイッチを握り続けて、指力と感覚が鈍ってしまった人差し指の感覚を
すっかり忘れさせてくれていた。