サポート記

ポニーテールで黄色のドレスに身を包んだオールデイズファッションのヴォーカルのAIさん。

AIさんの声量とマイクパフォーマンスで117名の音景色ファンはぐいぐいと1960年代に引き込まれていく。

望年会の翌々日、今年最後の116回音景色フロアコンサートは恒例のオールデイズだ。

身体を思い切りスイングされている方、往年の名曲を口ずさむ方、両手を掲げて手拍子をされる方、サックスの江口さん ピアノの宮吉さん ベースのYUKIさん ドラムの上村さん 皆さん今までに壱番館の音景色を奏でてくれたミュージシャンだけに、音楽もその間もファンにぴったりマッチしている。

1年ぶりのAIさんたち『オールデイズバンド』は、今年最後の音景色を期待通りに彩ってくれたおかげで、残り少ない今年の最後を踏ん張れる力を得たような、元気をもらったひと時だった。


▲Aiさん(ヴォーカル)

▲江口 紀子さん(サックス)

▲宮吉 英彰さん(ピアノ)

▲Yukiさん(ベース)

▲上村 計一郎さん(ドラム)


大阪から来館されたシャンソン歌手の 北岡樹(きたおか みき)さんの歌唱力はと黒のドレスで魅了するエンターテイメント性は、正に圧倒された。

聴いた後、席から立てないくらいの迫力をかもしだしている。

佐藤金之助さんはお馴染みのピアニストだが、シャンソンの伴奏は特に定評があるので、迫力の音景色を彩る演奏はいうまでもない。

━ 『ラ・ポエーム』 では 大人の語りで会場がセピア色に染まる。

━ 『巴里の屋根の下』 は 身体中でスイングする。

北岡さんはシャンソンメドレーの他に 『ヨイトマケの唄』 伴奏無しで 『浄瑠璃』まで唄い、そのエンターテイナーの拡がりが感じ取れる。

そして ラストは ━ 『愛の賛歌』で締めくくる。

シャンソン好きの方々には、今日のひと時は感激でひとしおだったろう。

間違いなく、又、耳にしたい音景色だった。

今夜、北岡さんと佐藤さんは 旦過で一杯飲んで帰られるらしい。美味しい小倉のお酒を楽しんで頂きたい。



文化祭のフィナーレを飾る、守恒中学校吹奏楽部の野外演奏は予想通り、入館者と文化祭来場者の皆さんの表情が生き生きと輝かせる演奏でした。

子ども達のパフォーマンスは、大人たち、特に高齢者の方々にはご自身のみなぎる力になることに間違いないのは証明されていることですが、少し大人に近くなった皆さんの吹奏楽部の演奏やスピーチは、さらに安定度を増したパフォーマンスだけに、注目と満足の度合いも充分すぎるものでした。

加えた感心してしまったのは、皆さんの返事『 はい 』と挨拶『こんにちは』だ。

それらが実に自然、爽やかで、その背景に微笑みさえ感じ取れました。 ━ 返事をしなさい、挨拶をしなさい、と押し付けられた感がない返事と挨拶に心が軽快になりますね。

今年のゆうゆ文化祭は、大好評バザーに恒例北九州の有名又は隠れ家的食材やスイーツ盛り沢山の出店ブース、アロマハンドマッサージ、グッデイひびきの店から『DIY(Do It Yourself)』の何でも自分で作ってみようコーナー等々多彩なコーナーに加えて守恒中学校吹奏楽部の演奏と、実に豊富な仕掛けの大盛会でした。

準備が大変ですが、その成果で疲れも忘れます。

この盛況ぶりを来年の糧したいです。


▲入館者様の作品展示

▲チャリティーバザーは毎年盛況です!

▲地元のお店からたくさんのスイーツを提供していただきました。

▲グッデイひびきの店さんによるDIY教室

▲今年は焼きさんまも復活

▲守恒中学校吹奏楽部による演奏も大好評でした。


高橋真梨子ばりの深く渋めのハスキーボイスの田村小織さんが、『 五番街のマリー 』を唄うと、その染み出る歌唱力で、92名の聴衆がうっとりとしていく空気が漂うのを感じ取れた。

初の出演の中島由紀子さんは、クラシックの出身だが、学生時代からJAZZに傾倒し、今では、田村さんと30年来のコンビということで、あうんの息でJAZZ演奏を奏でてくれる。

今日の音景色は、ファンのリクエストに応えての曲とJAZZのスタンダードで彩られた。

ファンの皆さんは、それぞれの曲を、ご自身の歴史に重ねて、聴き入っているようだ。

JAZZには黒が合う。

田村さんも中島さんも、黒の衣装で演ってくれた。

なおさら、音景色の彩が渋く映る。

いつか、オンザロックを傍らに星空の下で、こんなJAZZライヴを演ってみたいとも思った。




おかげさまで「ゆうゆう壱番館」は、7月で30周年を無事に迎えることができました。これもひとえに多くの皆様のお力添えとあたたかいご支援、ご愛顧の賜物と心より感謝申し上げます。

開館時より、高齢者住宅の運営として介護・医療目線ではなく、入館者様が「住まい」として生活をしていく中で、将来への不安を取り除き、介護を予防していく「環境」や「仕組み」が工夫されてきました。これからも同様に入館者様が楽しく、生き甲斐を持ち、心と身体が健康であり続けられる生活を送っていただけるように運営を心がけて参ります。

また、これまでの運営を振り返り『30周年記念誌』を発刊致しましたので、ご希望の方はゆうゆう壱番館(電話:093-961-0001 若しくはメールにて)までお問い合わせください。

株式会社 不動産中央情報センター シニアライフ事業部部長 加治英則

ゆうゆう壱番館館長 江頭佐智子